ラノベは人生のスイーツ【日本・Fさん】

こんにちは。今回取り上げるサブカルはライトノベル!

日本の大学に通うFさんにインタビューさせて頂きました。


「そもそもラノベって何?娯楽小説と何が違うの?」と思っているそこのあなた!

安心してください。Fさんが丁寧に教えてくれましたよ!

では早速、ラノベの世界へGOです!!



ラノベとは、表紙がマンガ調のイラストで、本文の合間に挿絵が描かれた小説のこと…


―今日はライトノベルについてのインタビュー、よろしくお願いします。


F: よろしく〜


―実は私、ラノベについて何も知らないんだけど…(本当に申し訳ない。。)ラノベって何!?


F: う〜ん、それを聞かれるといつも困っちゃうんだよね〜。


―説明するの難しいの??


F: うん。ちょっと前までは、本屋さんで娯楽小説とマンガの真ん中のコーナーに置かれていたんだけど、最近は娯楽小説がライトノベル的な要素(例えばマンガチックな表紙等)を取り込み始めたんだ。


―ほうほう。


F: まあ簡単に説明すると、「表紙がマンガ調のイラストで、本文の合間に挿絵が描かれた小説」がラノベかな!!


―おお、分かりやすい!


F: 厳密にラノベとは何かと言うととっても難しい。


―初歩的な質問なんだけど、ラノベって娯楽小説とどう違うの?


F: 基本的には、表紙がアニメチックなことと、本文の間に挿絵があるかないかだけかな。


―文章に違いはないの?


F: う〜ん。ラノベの方が文章が軽い傾向があるかもしれない。若者用語を取り入れていたり…。でもそれほど変わりはないと思う。


―へえ〜!そうなんだ!!ところで、どうしてラノベを好きになったの?


F: もともとラノベを好きになる前は、児童文学や娯楽小説をばんばん読んでいた。でも中2の時、たまたま図書館にラノベが置いてあって、当時マンガも好きだったからいっちょ読んでみるか!と思って読んでみた。


―そうだったんだ!


F: 最初に読んだのは微妙だったんだけど、何冊か読んでみたらそれが面白くて!


―どうして何冊か読んでみようと思ったの?


F: 自分がオタクになる前は、俗に言う萌絵(※俗にいう、目が大きいキャラクターが描かれた絵を指す。)を敬遠していた。それで、比較的アニメ調じゃないラノベを読んでみたんだけど、それはつまらなかったんだ。


―うんうん。


F: それで、思い切って萌絵のものを読んでみたらそれが思いのほか当たりで面白かった。その瞬間に、萌絵に対して抱いていた嫌悪感が完全に消え去り今の私が存在するわけですよ。(笑)


―へ〜!なるほど!!(笑) ちなみに、その面白かった作品って?


F: 「ほうかご百物語」っていうやつで、第14回電撃大賞を受賞した作品だよ。


―最近のおすすめのラノベは?


F: わ〜、選ぶのむずかしいなあ。ちょっと待ってね。そうだな〜


―じゃあ、2つおすすめを教えて!


F: 一つ目は、「魔法少女育成計画」!最近アニメ化もされたよ。


―この作品のおすすめポイントは?


F: ラノベの割に文章がライトじゃなくて、しっかりとしているところかな。


―ほう。どんなストーリーなの?


F: 無慈悲なサバイバルの中で多くのキャラクターが息絶えていくんだけど、その前に魔法少女としてのキャラクターを確立していて、息絶えていくキャラにもストーリーがある。そして、その思いを生き残るキャラが受け継いで成長していく。一見、救いようがないようでいて、キャラを雑に扱っていないところが好きなんだ。


―おー、深いね!!もうひとつのおすすめ作品は?


F: 「リア充になれない俺は革命家の同志になりました」ってゆー作品!


―ストーリーを教えて!


F: タイトルの通り、リア充になれずスクールカースト最下位に位置する俺が主人公。社会主義者マルクスの「一番下の者たちは団結して上の人たちに立ち向かおう」という考えをスクールカーストに応用したもの。リア充になれない俺たちがスクールカースト上位に位置する人たちをどうやって倒していくかというストーリー。


―興味深い!!


F: 売り上げが伸びず、2巻で完結しちゃったんだよね。個人的に好きだったから本当に残念。


―えー、それは残念だね。


F: うん。これは共感を得やすい作品だと思うからおすすめする。


―教えてくれてありがとう。


F: あ!今、もう一つ、ものすごいおすすめしたい作品が思い浮かんだんだけど良い?


―もちろん!!是非お願いします!!


F: 松村涼哉さんの「ただ、それだけでよかったんです」という作品。


―どんなストーリー?


F: 学校でのいじめの話。主人公はいじめられているんだけど、スクールカーストによって作り出されているいじめを打ち壊すというストーリー。


―どうしておすすめなの?


F: これは、メッセージ性がすごい良かった。この作品の最後に、主人公が親に虐待されている描写がでてくるんだけど、すごい心に響いた。いじめを題材にした大抵の話では親にスポットが当たることはないけど、ここでは、いじめられている子の親にも原因があるというメッセージが込められていた。そこに新鮮さを覚えたな。



ラノベはスイーツ…


―ラノベに元気づけられたエピソードがあれば教えて!


F: 高校生の時はほぼ毎日元気づけられていたなあ。高校時代は、友達はいたけど全体的になんとなく味気ない日々だった。そんな生活にラノベが新鮮さを与えてくれた。


―あなたにとってラノベとは?


F: スイーツ。


―と、言うと??


F: ラノベなんて無くても生きていけるけど、あったら面白い!


―なるほど!最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。


F: 割とラノベはバッシングの対象にされることが多いけど、読んでみたら面白いから是非読んでみてください。特に、萌絵に対して嫌悪感を抱いている人は食わず嫌いしないで読んでみてください!


―ありがとうございました!




「ラノベって何?」から始まったこのインタビュー。少しでもラノベについて知って頂けましたか?いつも娯楽小説ばかり読んでいる方、是非ラノベに挑戦してみてはいかがでしょうか?比較的気軽にサブカルに触れることのできるチャンスなのではないでしょうか?!それでは、また次回。




※Fさん自前のラノベ達。ちなみにこれは、持っているラノベのたった1/3だそう!

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